ぼくの新しい部屋、和室だから四角いシーリングライトを付けてます。(丸いのは火災報知器)
ある日のこと、部屋に入ったらなんか天井が低くなったような違和感があるんですね。
でも何がおかしいか直ぐにはわからない。
で、よくよく観察してみたらシーリングライトが若干回転してるんです。
あと、天井とシーリングライトの間に10cmほどの隙間。
どうやらシーリングライトが天井から落下して、ケーブル1本で宙吊りになってる状態らしい。
丸型のシーリングライトだったら気が付かなかったかもしれない。
ため息でた、ほんと意味わからん。
ちょっと調べてみたら、子供がON OFFのヒモを引っ張ったら落ちてきたとか、振動で落ちてきたとか、それなりに困ってる人はいるみたい。
まぁ幸いなことにぼくはニートだけど【第2種電気工事士】という国家資格を持ってるんで、自分で直します。
この資格がないと電気工事はやっちゃいけないんですね。
技能試験は時間内に工作するんだけど、セットを買って練習するといい。
電線の量が足りるか心配だからって、複数回分買う必要はない。
1回やったら覚えるし、飽きてしまう。
余った分は捨てるしかないし。
電線ゴミは自治体によっては回収日が少なかったりして面倒だったりするから。
一般的には業者に頼んで直してもらうしか方法がないんだけど、ぼくは自分の家に知らない人をあげるのがとっても嫌いな性格なので、資格を持っていたのは不幸中の幸いってやつでした。
実際に工事したぼくの感想をメモしておくんで、業者にお願いする場合ぼったくられないようにしてください。
工事の難易度、かかった費用
難易度 超簡単
費用 200〜300円くらい(引掛シーリングを買っただけ)
使った工具
±ドライバー
ニッパー(電線用)
検電器(無くてもいい)
ということで、以下作業内容です。
ブレーカーを落とす
全部落とす必要はないです。和室だけ。
分電盤をみると部屋ごとに回路(ブレーカー)が別れてると思います。
古い家だったり、どうかしてる電気屋さんが工事した家はブレーカーに何も書かれてなかったり、表示が間違ってる場合があるから、信用してはいけない。
不安な場合は大元から落とすのが無難。
ぼくんちはどうかしていた。
何も書かれてなかったから、前に自分で全部調べて書いた。
検電器は電気が通ったコンセントに近づけると音と光で教えてくれる機械。
にわか勢はイキってテスターを使ったりしがちだけど、電気が来てるか来てないかただそれだけを知りたい場合は検電器の方が100倍速い。
これを使って、一つずつコンセントをチェックしてブレーカーの回路を調べた。
電気ってのはマジで危険だから、今回も改めて和室への電気供給が完全に絶たれたか確認するために使った。
ない場合は小型の家電を繋いでみたらいい、ドライヤーとか。
ずさんな工事がみえてきた
本来天井にくっついているはずの引掛シーリング。
一度設置したら絶対に見えない部分が見えた。
天井が穴だらけだった。
そりゃあ落下するって。
これを施工した電気屋さんは頭おかしい
引掛シーリングは照明器具の重量に耐えられるように天井の石膏ボードの向こう側にある【野縁】っていう木部分目掛けてビス留めされるものなんだけど。
これをみたらわかる通り、打ち損じしまくりだ。
ビスは同じ穴を何回も使うと効かなくなるから、一撃で決めることが重要なのに。
これはもう石膏ボードもボロボロ、野縁もスカスカだ。
ちなみに石膏ボードにビスは効かない。石膏は元は粉だから、崩れたらそれでオシマイってわけ。
まぁやる場合、初めの1発で決めればそこそこ効くけど、締め込みすぎて石膏が崩れたらダメだし
結局のところ耐荷重もカスだから、まともな業者は絶対にやらない。
(ただし、どこの業者にもアホは必ずいる模様)
そういうわけで、もともとついてた角形引掛シーリングを90度回転させてつけようと思ってたのに、それができない。
最悪。
丸型引掛シーリングに変更する
今ついているのは、角形の引掛シーリング。
角形に比べて丸型はネジの穴の間隔が広いから新たにネジ穴を開けられると思って、近所のホームセンターまで買いに行った。
逆に丸型の穴がバカになって再利用できない人は、角形を買えばOKってことになる。
見た目の形状が違うだけで、100%互換性がある。
必要で買ったのはこれだけ。200〜300円程度で買える。
交換は簡単で、はずし穴にマイナスドライバーを突っ込みながら電線を引き抜いて差し替えるだけ(白線が接地側W)
電線の被覆が剥きすぎだったから、ストリップゲージに合わせてニッパーで切断しておいた。
なんかしらんけど、ぼくは色んなサイズのニッパー10本くらい持ってる。
その中でも一番よく使うニッパーだけ紹介しておく。
ゴツいやつは持っておいた方がいい。
一般人が日常で使うだけだったらなんでもイケる。
刃こぼれの心配無用。
ていうか一度つけたら見えなくなる部分こそしっかり作業してほしいものだと思った。
野縁がどこに通ってるかわからない場合
天井をドンドン叩きまくって音の変化で場所を特定した。拳で。
下地探知機ってのも一応あるけど、使わなかった。
野縁は30mmほど幅があるから、それさえ外さなければ大丈夫という判断。
で、プラスドライバーでビスをねじ込んで完了。
ビスは再利用した気がする。
多機能ドライバーは一家に一本必要な工具だ。
実はこれ2本持ってる。
ぼくのおすすめツールだから、いろんな人に買わせた。
アタッチメントもつけた。
角形に比べて丸型は設置面が増えるから、安定感があるらしい。
確かに、言われてみれば…くらいの感じである。
カバーをつける前にブレーカーをあげて点灯チェックしておいた。
大丈夫そうだったので、カバーをつけて完了。
実際の作業時間は30分もかかってないと思う。
まとめ
ということで工事内容を紹介してみました。
作業的には簡単なんだけど、電気工事士の資格が必要。
電気の知識なくやると普通に感電するし、ショートさせたら火花散るし煙モクモクだし、最悪火事になるから。
ぼくは200V感電したこともあるし、結構でんきの事故現場みてるから、本当に危険だと思う。
賃貸の人は管理会社に連絡して対応してもらえば自己負担なしで直せるけど、持ち家の人は電気工事業者にお願いするしかないからね。
お願いするといくら掛かるのかは謎ですけど。
まぁ、業者でも電気工事士の資格持ってなかったり、有資格者でもとんでもない工事をする人は結構いるから。
もはや運だよね。
いっそのこと電気工事士の資格とるのもアリだと思う。
他人を家にあげなくて済むからね!