今人気沸騰中のフレンチブルドッグ。
愛嬌のある顔で人間味溢れている所がとても可愛いですよね。
これからフレンチブルドッグを飼いたいと思っている人にフレブルと暮らして3年になるこてつが
性格や飼いやすいかなどを徹底解説していきたいと思います。
これを読めばフレブルのことが理解でき、新しい家族として迎える準備ができるでしょう。
目次
1、フレブルの起源
諸説はありますが、英国ブルドッグから生まれ穏やかで陽気な子をフランスで固定化・小型化させたというのが主流です。
愛嬌ある見た目で貴族たちを虜にし、現代でもセレブの犬と呼ばれています。
レディ・ガガやヒュー・ジャックマンの愛犬もフレンチブルドッグ。
日本の有名人だと草彅剛さん、川口春奈さんなどが飼っています。
2、フレブルは暑さに弱いため長時間の運動には向いていない
遊び好きで運動欲求も高いですが
短頭種なのではしゃぎすぎたり過度な運動をすると酸欠になりやすいです。
なのでお散歩も30分ほどの短い時間で大丈夫です。
ヘルニアにもなりやすいので階段の上り下り、ジャンプも要注意。
また体温調整が苦手なので夏場はお留守番時にもクーラーを付けっ放しにし、外出時は首に保冷剤の入ったタオルなどを巻いてあげてください。
フレブルと遊ぶときは適度な休憩を心がけましょう!
3、フレブルは人が大好きでお利口さん
個体差はありますが基本的に友好的で人懐っこい性格です。
甘えん坊なのですぐに仲良くなれますよ。
とても頭がいいのでお手やお座りはすぐに覚えるでしょう。
しつけが得意ではない方もきっと大丈夫。
4、フレブルは抜け毛が激しく皮膚が弱い
短毛種ですが短くて硬い毛が季節ごとに生え変わり
よく毛が抜けるのでブラッシングは必要不可欠。
日頃からブラッシングをしてあげることで綺麗な毛並みを保てます。
抜け毛対策として服を着せるのも一つの手です。
服がよく似合う犬種でもあるのでぜひ着せてみてください。
またフレブルは皮膚が弱く、皮膚病にかかりやすいです。
虫刺されなどがあった場合は常に状態を確認して悪化するようであればすぐに病院に連れて行きましょう。
5、フレブルは顔のシワに汚れが溜まりやすく短頭種特有の病気にかかりやすい
顔にシワが多く汚れが溜まりやすく、目やにもよく出るので出来れば毎日シワの間と顔全体を濡れタオルなどで吹いてあげるのがいいです。
フレブルは鼻が短く鼻の穴も狭いため、上手く鼻呼吸ができない犬種です。
なので寝ているときも爆音のいびきをかくし、暑いときは口呼吸で酸素を吸い込むのでゼハゼハ、ガーガーすごい音がするのです。
酸素不足になるとひどい時は白目を向いて失神してしまいます。
そうならない為にも、日頃からよく注意してあげることが大事です。
6、フレブルの出産・去勢・避妊手術はリスクが高い
出産・去勢・避妊手術は麻酔が必須。
しかし鼻が短く気道が狭いブルドッグ系は、全身麻酔のリスクがとても高いです。
全身麻酔後に酸素が上手く取り込めず亡くなってしまう子もいます。
去勢・避妊手術は長生きする秘訣の一つなので、愛犬のためにもしてあげたいですよね。
麻酔のリスクを下げる為には短頭種の手術経験が豊富な動物病院を選ぶか、信頼できるかかりつけの病院を選びましょう。
ワンちゃんたちは私たちが思ってる以上に痛みに強く、生きる力を持っています。
麻酔を怖がる前にどうしたらリスクを下げられるかを先生とよく考えてみてください。
こてつも2歳のときに去勢手術をしています。
手術自体は10分ほどで終わる簡単なものですが
「麻酔から目が覚めたときに呼吸ができなかったらどうしよう・・・」
「全身麻酔をしてまで去勢する必要があるのかな」
などすっごく悩みました。
当日も心配でたまらなかったし、怖かったです。
それでも去勢手術は長生きでき、性格もおとなしくなる、マーキングをしない、ドックランでメスのワンちゃんがいても安心、などメリットの方が多かったので手術をすることに決めました。
預けて1時間後に無事手術も終わり「目を覚ました、なんの問題もないので安心してください」と動物病院から電話がかかってきて心底安心しました。
今となっては去勢手術をしてよかったと思っています。
余談ですがフレブルの子供は頭が大きく肩幅が広いため、出産時は帝王切開になります。
麻酔と帝王切開なので命がけの出産となります。
7、フレブルは最高のパートナーになる
ここまで読んでみてフレブルのことがよく分かったのではないでしょうか?
「フレブル飼うのハードル高いじゃん」と思った方は残念ながら飼うのは向いてないと思います。
逆に「ここまで読んでしっかり理解できた。普通のワンちゃんよりは手がかかるけど、どんなことがあっても最後まで面倒をみる」と思えたあなたは最高のパートナーとなれるでしょう。
まとめ
犬を飼うということはお金もかかるし、少なからず自分の時間も削ることになります。
眠くても散歩に行かなきゃいけなし、子犬の頃から飼えばトイレトレーニングやしつけもしなければいけないし、怪我や病気をしたら動物病院にも連れて行きます。
犬は想像以上に手がかかるし、お金もかかります。
可愛いから飼う、寂しいから飼ってみよう、などの衝動的な理由では飼って欲しくないです。
その子にはあなたしかいません。
これから迎える子の一生を最後まで面倒をみる覚悟はありますか?
ずっと家を空けていられなし、仕事が終わって寄り道せず帰らなければいけません。
老犬になったらオムツが必要だったり、介護をしなければならないことだってあります。
その時もめんどくさがらずにお世話してあげられますか?
ここまで脅すようなことを書いてきましたが、犬を飼う前に全て知っておくべきことです。
それでも犬が好きで飼いたいという人がいてくれたら、嬉しいです。
犬は愛情をあげた分だけ同じように返してくれます。
喋れない分、いろんな表情と尻尾で感情を伝えてくれます。
犬を飼ったことがない人は損はしていないけど、特もしていないなと思います。
犬と一緒に過ごす生活は最高です。
帰ったら玄関まで迎えにきてくれ死ぬほど喜んでくれます。
犬を飼っている知人のお父さんは「俺が帰って喜ぶのは犬だけだよ〜」なんてよく言ってます。笑
亡くなったときが悲しいから飼えないという人もいます。
その気持ちよく分かります。
ペットロスという言葉があるほど愛犬を失うと何も手につかなくなり、生活まで変わってしまう人もいます。
でも不思議とまた犬と暮らしたいと思うんですよね。
失ったときの悲しみより、今後の楽しい生活を思い浮かべられたときにまた新しい家族として迎え入れるんだと思います。
あなたと暮らせるのを待っている子がいます。
’’何年何十年と過ごしてきた思い出’’を大事に、’’一緒に暮らせて幸せだった’’と思える一生を愛犬と過ごしてください。
これを書いてる今もうちのフレブルこてつが「構え」とせがんでくるので、これから散歩に行ってこようと思います。
僕は犬のいる生活がとても幸せです。